現場見学での学び
2026年3月12日
こんにちは。
オフィス建築設計.comは地元愛媛県・香川県でオフィス・事務所などの施設の新築や建て替え、改修、耐震補強等の設計業務を行っている設計事務所です。
今回は、現場見学での学びをご紹介いたします。
現場見学で得られる学びとは
建築設計の仕事では、図面を作成するだけでなく、実際の建物を見ることもとても重要です。
そのため私たちは、完成した建物や建設中の建物の現場見学を行い、設計の工夫や建物の使い方を学ぶ機会を大切にしています。
図面や写真だけでも建物の形や間取りは理解できますが、実際の建物を見ると、空間の広さや使い勝手、細かな設計の工夫などをより具体的に感じることができます。
また、建築設計を担当した設計者から直接話を聞けることも現場見学の大きな学びの一つです。
なぜこの設計にしたのか、どのような点にこだわったのかを聞くことで、設計の考え方を深く理解することができます。
今回見学した銀行建築の特徴
今回の現場見学では、銀行の建物を見学しました。
銀行の建物は一般的なオフィスと似ている部分もありますが、特徴的なのは書類の保管量が多いことです。
銀行では多くの帳簿や資料を保管する必要があるため、収納スペースの計画がとても重要になります。
そのため、建物の設計では「どれだけ効率よく収納できるか」という点も重要なポイントになります。
今回見学した建物でも、その課題を解決するための工夫が設計に取り入れられていました。
スペースを有効活用する「移動棚」の採用
今回の銀行では、書類の保管スペースとして移動棚が採用されていました。
移動棚とは、棚がレールの上を動く仕組みになっている収納棚です。
通常の棚の場合は通路が必要になりますが、移動棚は必要な時だけ通路を作ることができます。
そのため、同じスペースでもより多くの書類や物を収納することが可能になります。
銀行や役所、資料館など、大量の書類や資料を保管する施設では、この移動棚がよく採用されています。
限られたスペースを効率よく使うための、とても合理的な設備です。
経済性を考えた荷重設計の工夫
今回の建物で特に印象的だったのが、床の荷重設計の工夫です。
移動棚には大量の書類が保管されるため、通常のオフィスよりも床にかかる重さ(荷重)が大きくなります。
そのため、移動棚を設置する部分の床は、通常よりも大きな荷重に耐えられるように設計されていました。
しかし建物全体を同じように強く設計してしまうと、構造が過剰になり、工事費も高くなってしまいます。
そこで今回の設計では、移動棚が設置される部分だけ荷重を大きく設定し、それ以外の部分は一般的なオフィスと同じ仕様にするという方法が採用されていました。
このように、必要な場所だけ強く設計することで、安全性を確保しながら経済的な建物にすることができます。
建築設計では、このような合理的な考え方がとても重要になります。
設計者から聞いた工夫が設計力を高める
これまで現場見学では、仕上げのデザインや間取りに注目することが多くありました。
しかし今回の見学では、設計者の方から設計段階での工夫やこだわりを直接聞くことができました。
建物は見た目だけでなく、構造や使い方、コストなど、さまざまな要素を考えて設計されています。
その背景にある考え方を知ることで、設計に対する理解がより深まりました。
今回の現場見学での学びを、今後の設計にも活かしていきたいと感じています。
建築設計では、実際の建物から学ぶことがとても多く、現場を見る経験は設計力を高める大切な機会です。
オフィス建築設計.comでは、を運営する設計事務所の大建設計工務はテナントビルの新築・改修の設計に対応してきた実績があります。
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