災害に備えて確認したい建築物のチェックポイント
こんにちは。
オフィス建築設計.comは地元愛媛県・香川県でオフィス・事務所などの施設の
新築や建て替え、改修、耐震補強等の設計業務を行っている設計事務所です。
近年は、気候の変化も激しく、環境の変化も大きくなる中で、いつ災害が起こってもおかしくない状況となっております。
水害や地震、火災などが起こった際に、自分がいる建築物が安全かどうか気になっている方もいらっしゃるかと思います。
そこで、本コラムでは、災害に備えて確認したい建築物のチェックリストをご紹介いたします。
地震対策
チェックポイント①:築年数
地震による建築物への災害で一番気をつけなければいけないのが、倒壊です。
倒壊する建物は築年数が古いものが多く、築40、50年を超えるような建築物は注意が必要になります。
チェックポイント②:現状の劣化具合
他にも、建物の一部損壊で、建物の利用者や、通行人のけがにつながる危険性もあります。
特に、壁にひびが多い場合は、地震の影響で、壁が壊れる危険性が高いので対策が必要になります。
また、地盤調査をしっかりしておく、建物形状を整形(特殊な形でないもの)にすることで、地震に強い建築物の設計が可能になります。
台風・大雨対策
台風や大雨で注意が必要なのが、浸水被害です。
浸水被害を避ける、もしくは影響を小さくするために重要なチェックポイントをご紹介いたします。
チェックポイント①:ハザードマップの確認・過去浸水被害の有無
本チェックポイントは、新築の場合に重要になります。ハザードマップを見て、建築を検討している場所の色を確認しておくことは大切です。
現状建っている場所を見て、大きな浸水被害が想定される場合には移転を考えるケースもございます。
チェックポイント②:浸水被害時の排水
配管を通って建物内へ水が入らないように止水する工夫をした上で、勾配や排水口を付けておいたり、排水ポンプやピット内配管などを設置するなどで、浸水被害が起こった際に排水ができるようにしておくことで、被害を最小限に抑えることに繋がります。
ほかにも、屋根に水がたまらないように、凹みがないかの確認や鳥の巣がないかの確認など、定期的なメンテナンスが必要になります。
また、台風など暴風を伴う場合は、窓ガラスの破損も考えられるため、シャッターを付けておくなどの対策も必要になります。
火災対策
チェックポイント①:避難経路が確保されているか
避難経路にものが置かれていて、妨害している場合がままあります。そのような場合はスムーズな避難の妨げになるので、避難経路がしっかりと確保できているかを確認しておくことをお勧めします。
チェックポイント②:警報器などの定期的な点検がされているか
警報器は定期的に点検をしておかなければ正常に作動せずに、火災による被害が大きくなってしまう可能性があります。定期点検や古くなった機器の交換を行っておかなければなりません。
上記チェックポイントを意識することで、災害に備えて、必要な対策や、場合によっては建物の一部改修の検討にお役立ていただけると幸いです。
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